Yukiharu YABUKI の tDiary
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2013-06-01 [長年日記]
_ 玄箱pro を wheezy に upgrade して手を入れた所
blogを書いておかないと、自分でググったときに自分の記事がヒットせずに永遠に忘れる可能性があるので、書き出しておく。
phpからUnable to load dynamic library suhosin.soと怒られる件
wheezyにupgradeして、途中でイリーガルインストラクション(不正な命令)っぽい感じで、設定途中で反応がなくなったわけです。ぴーぴーと音が出ているので、最悪、armhfにインストールし直す覚悟で、強制的に復旧させる。
当たり前だが、upgrade途中でそんなことしたら、壊れるのはあたりまえ。起動しなくなる可能性もある。が、シリアルコンソールを引っ張り出してきて、bootさせて、upgrade途中の続きを、dpkg --configure -a
で再開させて、ようやくシステムのupgradeの整合が取れた。networkや各種サービスが上がってくるようになった。
システムにインストールしたサービスを順番に叩いて、確認していると、root宛に表題のようなメールが飛んでくる。http://www.linuxhorizon.com/2-debian-linux/4ffd7eb1afd48e7d.htmをみつけて、今のところどうしようもないので、/etc/suhosin.confだったかを書き換えてロードしないようにして、メールを来ないようにした。
そのうちsuhosinが、このバージョンでもサポートされるようになったら、また考える。
2013-06-14 [長年日記]
_ ANAの国際線特典航空券を利用時にANAから掛かってくる電話には注意
同じような失敗をするかも知れない将来の自分への忠告は、
- 特典航空券でe-ticketをメールで受け取ったら、すぐに印刷する。後から便の時間変更があったら、印刷した紙に「手書き」で修正する
- 特典航空券を取得するときに、全旅程のメールを送るように「毎回」指示すること
ANAの国際線特典航空券を取得後に便で時間変更があった場合、電話がかかってくる。しかし、新しい e-ticket は送られてこない。*1私の場合2ヶ月以上前に電話で受けてしまって、 e-ticket の方を印刷してなかったので、繰り上がった時刻を e-ticket に反映させてなかった。私のミスですね、かつメールボックスの中に、変更部分だけ記載したメールが 4/1 のも確認した。これを忘れていたのも痛い。
メールや通知をもらって間が空いてから、つまり移動直前に e-ticket を印刷して、行ってしまった私のミスですが、まあちょっと辛いですな。同じように直前にバタバタする将来の自分に向けて残しておきます。
全旅程を出発前にもらう方法もある特典航空券を取得するときに、「毎回」指示すれば、出発直前に更新した全旅程をメールでもらうことができる。
ただ、基本情報で、email アドレスを預けているが、それとは独立に特典航空券を申し込みか、確定時に全旅程をメールで受け取る設定が必要で、後から変更する方法はない。模様です。今のところは個人の既定値もないとのこと。
ANAのサービスで、旅行の期間を Google Calendar に貼り付けるのがある。これは最初の便と最後の便しか表示されない。大阪から、羽田や成田を使うので、期間としては正しい。が、個々の便の時間については表記されない。また JST と、現地の日付時刻の問題があり、どうするのが便利かな。やはり e-ticket を印刷して手書き修正が最強か。
*1 もちろん、ANAさんにも事情があり、仕様なのだと説明を受けた。便名が変わらない限り無理なのだそうだ。
2013-06-15 [長年日記]
_ 世の中には、上がいっぱいいる。(飛行機で困った編)
ANAの国際線特典航空券を利用時にANAから掛かってくる電話には注意 というエントリーを書いたのですが、わたしの経験なんぞは、まだ序の口でした。まだまだ航空機経験値が低いので異常値に当たったことが少ないというだけ。私の聞いた話だと、
- NWで飛行機の時間が1時間前倒しになり、チェックインカウンターに行ったら、さらに1時間前倒しになり、合計2時間早く出発するパターン
- 双発の飛行機で、エンジントラブルで片肺になった飛行機の代替機を用意してもらうため、乗り継ぎ便の時刻を考えながら、他社振り分けも考慮に入れてのネゴ
- G+の投稿で、いくつか壮絶なのも見た。遅延してから飛行機に缶詰とか。
どこにいても、出発前にフライトスケジュールのサイト、(http://www.flightradar24.com/)などで、早く出発する可能性があるか、遅延するとしたらどうなるか。を確認してから、空港にいく時刻を決めないと、そもそも考えていた時刻よりも3時間前倒しでもダメな蓋然性が一定量ある。
航空会社のミスであって、他社振り分けや、ホテルが用意されても、帰国直後や、次の場所への移動直後に用事を作るとヤバイのもあるので、バッファの日程を用意できるなら、用意した方が良い。たぶん大丈夫だけど、なんかあったら困るなら...ね。
2013-06-21 [長年日記]
_ [Debian][Python] python-bottle が wheezy になってから変わった所
python-bottleとは? 1ファイルで pythonの WSGI*1を使い、Apacheの mod_wsgi, mod_python を用いたり、python-macron と協調して動く、軽量 web フレームワーク。軽量なので、画面数の少ないWeb UIや、APIなどの作成時に検討され、使われることがある。
Rubyだと、Sinatraが似たような感じなのかな。
upstreamが、squeezeの時代は、0.8系であったが、wheezyでは、0.10系になり、 plugin の機能がはいっている。これでより簡単に sqlite3 を扱えるし、 memcache や radis とも連携が取れるようだ。
HTTP サーバーとブラウザーがお話ししている内容を、だいたい分かるレベルのひとなら、(http://bottlepy.org/docs/dev/tutorial.html)のチュートリアルを読むと、使い方が分かるだろうし、1ファイルなので、テンプレートの部分や、WSGIの部分をどれと切り替えることができるかとか、ソース読むと、こまらなさそうなのもよさげ。
2013-06-24 [長年日記]
_ ニッチな、だが需要を喚起させる検索
知りたいと思うことがあっても、調べるのが面倒で、そのうち購入する気がなくなってしまう。比較的高額なモノであれば、いろいろと下調べして、自分の使えるお金から、満足度を引きだそうとするが、「めんどくさい」という言葉に、気力が萎えて、適当な買い物をしてしまうこともある。
カグサイズ検索(http://kagusize.com/)は、説明曰く
カグサイズは、幅x奥行x高さ(家具サイズ)で商品を検索できる、楽天市場・家具カテゴリ専門の検索エンジンですということで、販売促進ツールとしての切り口は参考になるなあと思ったのでメモ。
2013-06-25 [長年日記]
_ [Debian] aptのupgradeについて
人から尋ねられたので、メモっておきます。lennyの時代に
etch で必要なパッケージの一部と lenny で必要なパッケージの一部が衝突するため、直接 aptitude dist-upgrade を実行すると、多くの場合、システムに残しておきたいパッケージが多数削除される結果となります。そのため、まずはこれらの競合状態を打開するための最小アップグレードを行い、その上で完全な dist-upgrade を行う、という 2 段階のアップグレード過程を踏むことをお勧めします。
まず、次のコマンドを実行してください。
# aptitude safe-upgrade
このコマンドには、アップグレードしても他のパッケージをインストール・削除する必要がないパッケージだけをアップグレードする、という効果があります。
次のステップは、どのようなパッケージ群がシステムにインストールされているかによって変化します。このリリースノートでは、どのような方法をとるべきかに関する一般的なアドバイスをします。しかし、確信がもてない場合は、それぞれの方法でアップグレードを先に進める前に、どのパッケージを削除するよう提案されているのかきちんと調べることをお勧めします。
どの場合でも削除されるだろうと予想されるパッケージには、base-config、hotplug、xlibs、netkit-inetd、python2.3、xfree86-common、xserver-common があります。lenny で時代遅れとなるパッケージについてさらに詳しく知りたい場合は、項4.10. 「時代遅れ (Obsolete) のパッケージ」を参照してください。
[システムの最小アップグレードより引用]
という内容が、記述されていました。aptitude safe-upgrade
が、依存関係を満たすupgradeだけを行うために指示された内容ですが、aptitudeの「作法」かといわれると、Major Release Upgrade時に、そこまで常に行う必要はないのではないかと思うのですが。いかがでしょうか。実際、wheezyのリリースノートを確認しましたが、特に上記のような指示はありませんでした。
システムのアップグレードを行うのであれば、dpkg の get-selection などを利用して既存のパッケージの記録を取っておきますし、プロプラエタリソフトウェアを利用しているのなら、システムのフルバックアップを取っておくのでしょうね。失敗してもチャレンジできるように。
Debian Projectがサポートしている DFSG 100% の debパッケージだけなら、最悪でも過去の deb パッケージは再取得できるのですが、プロプラエタリソフトウェアはそうもいきませんから。