Yukiharu YABUKI の tDiary
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2013-02-09 [長年日記]
_ 目に見えないソフトウエアを軽視する日本
目に見えないソフトウエアを軽視する日本
確かにインターネット業界における日本企業の存在感は現時点で薄いと言わざるを得ません。教授は日本企業の弱点がどこにあると見ていますか。
先ほども申し上げたような世界を実現するのは極めて難しいことです。日本企業がアップルやグーグル、マイクロソフトに追いつくのは不可能と言わざるを得ない。この理由は明確です。日本はこの手の開発をしてこなかったからです。
ソフトウエア開発が得意ではないことに加え、この問題を真剣に捉えようとしませんでした。ソフトウエアは蒸気のようなもので目に見えません。つまりアトムではありません。日本のビジネス文化は目に見えないソフトウエアの重要性を理解しませんでした。大学を卒業し、電気エンジニアとして働くことが良しとされ、プログラマーは活躍の場もなく、正当な評価もされなかった。
そのうちプログラマーはソフトウエアエンジニアと名を変えましたが、このときも日本の人たちは笑いました。空気をやり取りしているだけじゃないかとね。この認識は日本の文化に根深く残っており、その認識が大学や企業、デザイン分野に関してまで影響を及ぼしています。
[日本人は「ロボットの心」を創れますか? --- スタンフォード大学名誉教授、エドワード・ファイゲンバウム氏に聞くより引用]
人間は気合いじゃなくて、インセンティブで動く。インセンティブというのはお金だけじゃないけども、軽んじられていると
一言でごめんなさい。<br>なぜ軽くみられるのかを考えたい。
なるほど、軽く見られるのにも、相手にとって合理性のある理由があると。